先日のブログでケーズホールディングスをおもしろそうな銘柄とご紹介させて頂きました。
すると3月22日の日経ONLINEでケーズホールディングスが注目銘柄としてとりあげられていました。
以下日経ONLIENからの引用です。
ケーズホールディングス<8282>は12月につけた昨年来高値2183円更新へと向かっているが、PER11倍台と割安感が強く、中期的にさらなる上値が期待できそうだ。 家電量販業界は厳しい事業環境下にあり、同社の既存店売上高も第3四半期累計(16年4~12月)で前年同期比1.1%減となった。その一方、粗利率は同1.0ポイント改善しており、過度な価格競争が一服したことが利益を押し上げていることが明らか。
また、経費抑制も進んでおり、これが第3四半期累計経常利益234億300万円(前年同期比15%増)につながった。17年3月期通期では同300億円(前期比5%増)を見込むが、上振れの可能性も大きい。
ふむふむ
どうやら昨年来高値2183年の更新を見込めるかもしれないとの事です。しかにPER11倍台は割安といえる数値かもしれません。割安かは同業他社を比較してみるのがよいでしょう。
PER11倍台は本当に割安か同業他社の状況を見てみます
ヤマダ電機:PER 10.80倍
エディオン:PER 11.08倍
上新電機 :PER 13.10倍
ノジマ :PER 6.60倍
あれ?
同業他社のPERをみて見ると決して割安とはいえないですね。注目銘柄や証券会社がプッシュする記事を見た場合まずはこのようなニュースをうのみにしない事ですね。
特に保有銘柄に証券会社等がプッシュするニュースを見てしまうと保有しているというバイアスがかかってしまいそのニュースを絶対視してしまい勝ちです。
このような場合まずは同業他社の状況を比較してみましょう上記の比較ではPERの値にケーズホールディングスの優位性はありませんでした。
ではどこに優位性はあるのか?
その優位性に継続性はあるのか?
という点を自身に質問しながら株式を分析してみるとおもしろい銘柄が見つかるかもしれません。
先日ケーズホールディングスをご紹介した記事です。
こちらの記事では競争の優位性ではなく、投資家への還元がどれだけ積極的かをご紹介させて頂きました。