IBMといえば誰もが知るIT業界の巨人です数年前まではThink Padブランドでコンシュマー向けのパソコンを日本でも販売していました。
そんなIBMが投資の世界で注目を浴びるようになったのはあのバフェット氏がIBMへ投資を行っているのが明らかになったからでしょう。
バフェット氏がIBMの株を購入後株価はどんどん下がり2015年のロイターではバフェット氏の損失について以下の記事が掲載されていました。
著名投資家ウォーレン・バフェットが率いる投資会社バークシャー・ハサウェイはこのほど、米PC大手IBMへの投資で巨額な損失を計上していることを明らかにした。
同社は計130億米ドルのIBM株を取得していたが、直近4年で計20億米ドルの含み損を計上したという
20億ドルの損失…
桁が違いすぎてイメージすらできない程の損失です。しかしこの損失はあくまで含み損、確定したわけではありません。
その後IBMは注力している人工知能「ワトソン」効果もあり2016年第4四半期決算では
EPS=5.01ドル(事前予想4.88ドル)
売上高218億ドル(事前予想216.3億ドル)
とともに予想を上回る数字となっています。
その結果、120ドルまで下落していた株価は
現在は175ドルで推移しています。175ドルという株価でも配当利回りは約3.18%程ありますので高配当の部類といえるでしょう。
コチラはIBMのチャートです
株価は今後上昇するか?
永遠の不発弾
マゼランファンドを率いていた伝説のファンドマネージャー、ピーター・リンチはIBMを「永遠の不発弾」と評していました。
投資家の期待も大きく、株価上昇の要素が高いのに投資家の期待ほど爆発的に株価が上がらない為につけられてしまった名前です。
永遠の不発弾と不名誉な名前がつけられているという事は今では投資家からそれほど「期待されていない」銘柄といえるでしょう。
IBMは配当も魅力です
IBMは投資家への還元策も魅力で積極的な自社株買いと配当政策があります。
以下配当推移です
2012年:3.30ドル
2013年:3.70ドル
2014年:4.25ドル
2015年:5.00ドル
2016年:5.50ドル
このように配当の伸び率はとても魅力的といえますね
そのような「期待されていない銘柄」こそ、特に長期保有の場合チャンスがあると考えています。
(今は株価が上がってきていますが)
私の保有しているアメリカ株の中では割合が一番大きいのがIBMです。まだまだ期待されていないIBMという株式の将来を「期待」しながら保有してみてはいかがでしょうか?