私はアメリカ株、特に連続増配銘柄とETFを中心に投資を行っています。アメリカ株の場合連続増配銘柄が多く減配の心配も(日本株と比較すると)少ないからです。
では日本株の増配銘柄はどんな企業があるのでしょうか?
日本株の連続増配銘柄でトップは花王の27年です。今回ご紹介する企業は連続増配銘柄ではありませんが、投資対象としておもしろそうな銘柄を発見しましたのでご紹介させて頂きます。
その銘柄とはケーズホールディングスです。
家電量販店として全国でケーズデンキとして展開しており、ご存知の方も多いかと思います。
なぜおもしろいのか?
3月15日にJPモルガン証券が投資評価を「ニュートラル」から「オーバーウエート」、
目標株価は2050円から2400円に引き上げた。
というニュースを目にしました
以下楽天証券からの引用です
投資評価引き上げの理由は、(1)業界環境安定と緩やかな需要回復を想定し恩恵を素直に受けやすい(2)市場予想をやや上回る利益推移が期待可能
(3)収益性・成長性に対するバリュエーションの割安感――の3点とする。
小売業はとても競争が激しく長期投資向き銘柄とはいい難いですが、株価推移や配当状況を調べてみるとなかなか面白い銘柄かもしれないと思うようになりました。
まずは株価の10年チャートです
ゆっくりとではありますが確実に成長していることが伺えます。
競争が激しい家電量販店業界の中でこの株価の推移はなかなか凄いといえるのではないでしょうか?
続きまして配当金の推移です
一株配当実績
2007年:30円
2008年:30円
2009年:30円
2010年:30円
2011年:45年
2012年:60円
2013年:60年
2014年:70円
2015年:70円
2016年:80円
2017年:100円(予定)
ここ10年程減配はなく、連続増配ではありませんが着実に配当金を増やしてくれています。
10年前と比較すると配当金は約3.3倍です
配当金の成長率としてもなかなかのものがありますね。
※ケーズホールディングスの配当性向を調べたところ配当性向は30%を目標にするとありました。日本企業の配当性向の平均は30%程といわれていますのでケーズホールディングスの配当性向も「平均」といえるでしょう。
そうはいっても日本株、しかも小売業種
とはいえアメリカ株と比較すると将来人口が減る日本更に競争が激しい小売行というところで株価、配当ともにどうなるかわかりません。
為替のリスクヘッジを目的としてある程度保有するのはありかもしれません。
JPモルガン証券が投資評価のニュースをたまたま見てケーズホールディングスを調べてみましたが、日本株の中では検討している部類に入るのかなぁと感じます