投資信託の運用を金融機関に任せるファンドラップ「プロが運用する」という商品の為か、人気がある金融商品のようです。
一方で既存のファンドラップは最低でも300万円以上かかる商品が多く、また手数料が高い(平均2.2%)となりますので長期での運用は厳しいものがあるのかなと感じてしまいます。
そんなファンドラップに(一見すると)一石を投じる商品がりそなホールディングスから発表されました。
□成功報酬だけで投信
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りそなホールディングスが発表した商品は「お任せ運用」というファンドラップです。
この商品の特徴は手数料が成功報酬だけという驚きのシステムです。
これだけを見ると長期で運用してみたいと感じてしまいますが、このお任せ運用はどうやら長期保有を前提としていない商品のようでした。
以下日経新聞記事からの抜粋です
契約期間は5年。運用益が得られれば、その3割がりそなの報酬になる。例えば30万円を元本に運用し5%の収益が出た場合、運用益1万5000円の3割にあたる4500円がりそなの報酬。投資家は報酬とその消費税分を差し引いた1万140円を受け取る。
このように契約期間は5年までとなっているようです。
□実は金融機関への支払いが高いのでは?
更にこの記事で気になったのは運用益の30%が成功報酬として金融機関に支払われるという事です。
個人的には
成功報酬高すぎるだろう
と感じてしまいます。
更にこのお任せ運用元本の5%の収益があがれば、5年たっていなくてもその時点で契約が終わる。という謎の制度を設けています。
確かにファンドラップとしては30万円から運用できるというハードルを下げたのはわかりますがこの商品で投資家の資産を増やすというのはかなりハードルが高いように
感じてしまいました。
う~ん、やはり「窓口」を設けている金融機関が販売している商品は買わないほうがいいのではないかという感じてしてなりません。
このお任せ運用という商品を発売してしまう金融機関の姿勢をみてしまうと改めて、顧客の資産を本気で増やそうとする気持ちはないのかなという疑問だけが残ってしまいました。
昨今楽天・バンガード等良い商品が発売されている中でこのような商品が販売されるのはチョット残念だな~と感じてしまいました。
資産を増やすためには金融機関の窓口には近寄らないほうが良いのかなと感じます。
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