先日決算を発表したIBM。減収減益ながらもアナリスト予想を上回る良い内容だった為
一時株価は急騰しました。
そんなIBMが主力サービス「ワトソン」についてビックニュースを発表しました。
ワトソンを無料提供!
本日日経新聞(電子版)の記事をチェックしていた所IBMのワトソンが無料で提供されるとの事でした。
※個別株を保有すると、保有株の情報だけ目につくようになりますね。あまり良くないことかもしれませんが。
以下日経記事より引用します。
米IBMは11月から主力製品である人工知能(AI)「ワトソン」の無料提供を始める。翻訳や性格分析など6つの基本機能を期間の制限なく世界中でワトソンが使えるようになる。
AIの草分けであるワトソンが大学やベンチャー企業などでも手軽に利用しやすくなる。教育や医療などの分野でサービス開発が活発になれば、AIが暮らしに浸透するきっかけになりそうだ。
この無償提供対象は企業だけではなく個人として活躍するソフト開発者や学生にまでという事です。
従来はワトソン導入だけで数百万円もかかっていたという事ですが、無料になる事で一気に様々なサービスのAI化が進むかもしれません。
IBMはAIの盟主となるか?
ワトソンの無料提供は思い切った戦略といえますが(価格面で比較してよいかどうかですが)初回導入を無料にする戦略は今では当たり前のようにあります。
日経の記事でも「フリーミアム」という戦略として紹介していますがスマホゲームの「アイテム課金」等、まずは自社のサービスやゲームを無料で提供しユーザーがより便利に使用したい場合料金が発生するという事です。
IBMは7~9月の決算でワトソン関連の売り上げが全体の2割にまで成長したとしています。
更にワトソンを無料提供することにより、AIに興味が歩けど導入に2の足を踏んでいるユーザーを「顧客化」する事を狙っているのは明らかです。
IBMホルダーとしてこの攻勢はがんばって欲しいところですね。
スポンサーリンク
とはいえ、株価は・・・
先日の決算発表から大暴騰したIBMの株価ですが現在はIBMの株価はどんどん下落しています。昨日の値動きを見ても、大暴騰後の利益が少しでも残っている内に売り抜けてしまおう!という感じの動きでした。
※画像は楽天証券様より引用
今まで投資家の期待を裏切り続けてきたIBMですがワトソン無償化によりどこまで攻勢に転じることができるのか?
注視していきたいですね
応援お願いします